冬には雪ひら、春には桜の花弁、夏には木漏れ日、秋には木の葉。 いつも何かが、舞い散っている十和田の透明な空気の中に、 同じく舞い散りながら、しかしその一瞬を固定するように、 ステンレス製の折れ板/ベンチをパラパラと設える。 折れ板の表面は鏡面にまで磨き込まれているので、空気中を舞い散る様々な切片が映しこまれ、 例えば春には桜の中を浮遊するような特別な経験がうまれる事でしょう。 in flakes:固定されることのない世界を愛しむベンチ群。